慰めて欲しいのにっ!

モーツアルトのオペラ、「ドン・ジョバンニ」の中に、「恋人のカタログの歌」というのがあります。



内容は・・・

女ったらしの貴族ドン・ジョバンニが、昔棄てた女ドンナ・エルヴィーラに偶然遭遇します。

しかしジョヴァンニはその場を従者レポレッロに任せて立ち去ってしまいます。

残されたレポレッロはエルヴィーラに、

旦那に泣かされたのは貴女だけじゃないよ。イタリアでは640人、ドイツでは231人、しかし、ここスペインでは何と1003人だ

と有名な「恋人のカタログの歌」を歌ってジョバンニが関係した女を羅列して慰めたつもりになるのですが、エルヴィーラは、呆れて立ち去っていいくというものです。





こうやって物語の概要を第三者の視点で観ると、貴方が男性でも、レポレッロが、どれほどお門違いな慰め方をしているのかが、分かると思います。

しかし、男というものは、実際に、女性から相談事を持ちかけられると、レポレッロよろしく、お門違いな慰め方をしてしまい、逆に女性からがっかりされるのは、どうしてなのでしょう?



例えば・・・




「人見知りで、自分から話しかけられなくて、なかなか友達が出来ないの・・・」
には、
「案外、みんなそういうものだよ」。


「最近彼とマンネリで・・・」
に対し、
「どんなカップルでも、そんな時期があるもんだよ」。


「なんか最近、自分に自信なくなっちゃって・・・」
という相談に対し、
「誰だって本当は自信が無いけど、それでも頑張っているものだよ」。


「忙しすぎて、何だか今日は疲れちゃった・・・」
に、
「俺なんか、昨夜2時間しか寝ていないんだ」。



・・・という、
「皆」や「人それぞれ」などという一般論や、「オレだって、こうだった」式返しワザ・・・。



しかし、女性と言うのは、今まさに自分が直面しているこの問題に対するコメントと、その問題と対峙している女性自身に対する慰めや、励まし、共感を態度で示して欲しいのです。

ですから、これでは、会話が成り立つどころか、逆に「私の気持ちなんか、何にも分かってくれない」という事になります。

だって、女性からすると、「私は私であって、他の誰でもないし、他のケースや状況と私や、この問題は無関係・・・」ましてや、男性の一見励ましている風「俺だって」自慢なんて・・・相手の存在や気持ちを無視する言語道断な行為です。


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さて、男性→女性の慰め方を見てもらいましたが、逆に女性→男性と言う場合も、なかなかうまく慰められず、慰めるつもりが、逆に男性を怒らせてしまう場合が多いのですが、それは、なぜでしょうか?


まず、女性は、男性に理解・共感してもらうことを望んでいますが、男性は、女性に頼られ、また女性を守ることを望みます。

その心理が、女性から自分の失敗や弱い部分を、あらためて指摘されることを好みません。



結果が不安な時に、
「大丈夫だよ」→(失敗だったって言いたいの!?)


結果が悪く、落ち込んだ時に、
「がんばってね」→(俺のがんばりが足りなかった所為で、悪かったな!)


一人で大変な時に、
「私も、協力するし」→(そうだよな〜、俺は頼りにならねえもんな!)



(^^;)まぁ、一言で言えば、子供ということですけどね〜。



男性は、信じ、頼るに足る相手だと、女性から思ってもらえていなければ、「自分の存在価値は無い!」ぐらい思いつめてしまう生き物です。

ですから、上記の様な慰められ方をすると、自分の存在価値を喪失した気分になって、不機嫌になるのです。



ですから、一番いいのは、何か悩みや、問題を抱えている様子だったとしたら、そのことには触れずに居てあげましょう。



彼が、悩みや問題を抱えていることによって不機嫌であったとしても、そんな彼を見逃してあげて下さい。



全然違う事で気分転換をさせてあげられたら、いつの間にか、彼は自分で自分の問題を解決して、いつものように機嫌良くなって帰ってきます。

もし、彼の悩んだことや、抱えていた問題が何なのか共有したければ、そういう時に、またさりげなく聴いてみて下さい。

すると、驚くぐらい素直に話してくれますし、そういう時に、初めて自分の弱い面を、素直に認められたりしますし、慰めも素直に受け入れられるようになっています。



女性は、その問題や悩みにズバリ、触れて慰めてほしいのに、男性は知らん振りして触れずに、そっとして置いて欲しいという・・・まったく反対ですね。

つまり、男性が悩む時、苦しんでいる時、女性に求めるのは、慰めではなく信頼なのです。
貴方ならできると言う信頼、貴方なら大丈夫という安心感を持って、そっと寄り添っていてくれる。



それこそが、男性が女性に求める癒しの姿なのです。

posted by イーチ大塚 at 14:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | もっと上手に愛し合いたい
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