この言葉は真理でもありますが、誤解を生みやすい言葉でもあります。
よく、「女性は、レイプされても感じる」だとか、「女性は、みんな(被)レイプ願望を持っている」とか・・・
これは、大きな勘違いです。
たとえば、ことをレイプに結びつけなくとも・・・
女性が、男性から「俺について来い」と言われたとします。
この時、女性側が、その男性に対し好意を持っていた場合は、
ヒトラーの言葉よろしく「あん!もぉ♪強引なんだからぁ♪」となります。
逆に、その男性に好意を持っていない、もしくは、男性のことを何とも思っていない場合は、
「ウザ」or「キモ」のひとことでしょう。
これが、なかなか、男性には理解できない女性心理なのです。
なぜならば、これが男性の場合に置き換えて考えてみると・・・
男性が、女性から「好き」と告白されたとします。
これ。
よほど嫌悪している女性でない限り、男性は「悪い気はしない」のです。
もちろん、イコール相手の気持ちを受け入れるということではありません。
しかし、明らかに女性と男性では、異性に対する認証設定は、根本から違います。
これは、もう数多くの種を畑に蒔こうという本能と、少しでも質の良い種を選別して強い遺伝子を遺そうとする本能の違いとしか、言いようがありません。

女性の場合、自分が好きな男性から以外は、すべて「キモイ」「ウザイ」。
男性の場合、特別に嫌悪している女性以外からなら、「満更でもない」極端な話「嬉しい」(もし、あなたがお水の方か、働いた経験がお有りなら、今ウン、ウン!って大きく頷いていることでしょう)。
ただ、これ、男性も女性も、異性の立場で考えず、自分たちだったら、こう感じるという前提で居るから、トラブルが発生します。
どういうことかというと・・・

女性からすると、自分が好きな男性以外は、すべて拒否の対象となるのに、別の女性からの好意にニヤケている男性を見ると、イコール浮気者とか、節操無しの軽薄野郎に感じます。
逆に、男性からすると、よほど嫌われていない限り、性的な魅力を誉めたり、好意を持っている素振りを見せるのは、社交辞令だとばかりに、女性に軽口を叩いたり、気軽にボディタッチしたりすると、「セクハラ!」とか「痴漢!」ということになってしまいますよ!
なぜなら、女性は、嫌いなオーラをまとった男性イコール質が悪い種(例え話ですよ!)という認識がありますから、いつか自分の神聖な畑に、神聖で優秀な種を撒きに王子様が着てくれるのを待っているところに嫌いな男性が、土足でズカズカと入ってきたら、穢される、汚染されると、必死で畑を守ろうという本能が鎌首をもたげ挙げます。
だから、やれ「セクハラ」だの、「痴漢」だの言って、徹底的に排除してしまいたくなってしまうのです。
これは、本当に本能ですから、被害妄想だとか、常識がないとか言って女性を責めるよりも、もっと女性から好意をもたれる存在になれるように、お互い努力をしましょうね!男性諸君!
さて、また脱線しましたね。
つまり、女性がレイプ(というよりも、強引な感じでコトに及ぶというか・・・)願望を持つのは、あくまで、相手が、自分が好意を抱いている男性である場合のみとなります。
で、女性ばっかり弁護すると片手落ちと言われそうなので・・・男性のレイプ願望と言われるものについて、弁護しておきます。

よく、人間以外の生き物は、みんなメスが交尾相手のパートナーであるオスを選ぶものだから、発情期になると、オスは必死にダンスを披露したり、ノドを震わせて美声に酔わそうとしたり、他のオスと死に物狂いで闘って、メスにアピールをするのですが、メスから拒絶されたら、そのオスは無理やり交尾しようとはせずに、交尾が成立することはありません。
それに輪をかけて、女性は人類の歴史の中で、ずっと差別されてきたと、虐げられてきたということも、よく言われますね。
戦国時代は、政治の道具にされたとか、発言権がなかったとか・・・
でも、まぁ、言ってしまえば、男性というのは、根本的に、女性のために、女性にパートナーとして認めてもらうために頑張る生き物ですから。
どちらかというと、やっぱり、人間も女性が選ぶ側で、男性が選ばれる側となります。
もちろん、女性がメイクしたり、着飾ったりするのは、選ばれるためだろうという、ご意見も然りです。
女性が、より美しくと、美を求めるのは、よりレベルの高いオスの群れの中から、オスを選ぶためとも取れると思います。
これは、また記事を改めて書こうと思っていますが、男性も女性も、自分に釣り合うパートナーを選ぶ傾向にあります。
ですから、より良いパートナーを選ぶため、自分を高めるということで、女性もOKかと。
で、選ばれるために権力(金や力)を手に入れようと、男性は頑張るわけですな。
多少強引でも、そういう権力や権威を追及し、遺伝子を遺せるように、男性には支配したいという本能があります。
選ばれる側でありながら、権力志向で支配欲が旺盛という動物ですから、それがレイプ(強引に、女性に迫るということですよ)願望をくすぐるようになっています。
もちろん、正常な男性は、パートナーと、「ごっこ」をすることはあっても、実際に実行したりはしません。
互いに、興味があって、互いに「試してみようか?」という合意があって「ごっこ」をするのは、何も問題はないと思います。

さて、色々脱線しましたが、また、この男性と女性の、価値観の違いや、受け止め方の違い、行動パターンの違いなど・・・お互いの相手に対する認識や理解の不足によってトラブルになるケースに関して、出来るだけ分かりやすく記事を書いていきたいと思います。
なかなか、不定期なので申し訳ないですが、月一ペースで書けたらなぁと思っていますので、よろしくお願いいたします。
美に無頓着な女性もいます。
まあ、確かに一般論的には当てはまる部分はありますが、総じて恋愛心理学の本の内容ってかなりおおげさですよ。
コメントありがとうございます。
長い間チェックしていなかった間にコメントが入っていてビックリしました。
さて、生徒さんのコメント、その通りだと思います。
男性と女性、それぞれ二元論では語れない複雑な関係ですよね、生徒さんはHNから察するに、私の授業を受けられた方でしょうか?
もしそうであれば、授業で扱った内容に、人間をタイプ別に分析するのはおかしくて、70億人人口がいれば、70億通りの性格やタイプ価値観があると考えるべきですよね。
記事の内容もそういう方向に話を持っていこうとしていましたが、更新が止まってしまって申し訳ありません。
また更新できるタイミングがあれば、更新したいと考えております。
生徒さんが、現在お幸せであることを祈りつつ・・・
コメントありがとうございます。
私もご意見に賛同いたします。
記事タイトルがセンセーショナルだったことと、私の筆が表現力足りずということで、誤解を与えてしまったようですね。
私も男性は、総じてこういう性で、女性は総じてこういう性だと決め付けることはできないと考えております。
それと、もともとヒトラーのこの言葉は、「女」=「大衆」、「男」=「国」或いは「国家元首」を比喩表現で語った言ですからね。ヒトラー自身が、この言葉通りに考えていた訳ではありませんよね。
ややこしい書き方をして申し訳ありませんでした。